私が第一子で8ヶ月の男性育休を取る理由【おすすめの期間や取り方】

こんにちは、育休を8ヶ月取得する酒本です。

9月出産予定で3週間前から育休を取得しました。

皆さん「男性側は育休ってどれぐらい取るのがいいのかな?」と思ったことはありませんか?

今回の記事では実際に私が育休を8ヶ月取得することにした経緯と理想の男性育休期間をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • 第一子ができて育休を取るべきか悩んでいる方
  • 育休は取る予定だがどれぐらいの期間がおすすめか知りたい方
  • 男性が育休を取っても意味ないと周りから言われている方

色々調べた私が7つの視点で整理していきます。気になるキーワードだけ見てもらってもOKです。

目次

母体

まず母体の観点ですと、1ヶ月は取得すべき、と思われます。

というのも産後は交通事故と同じ状態

1ヶ月は安静にしてもらうためにも育休を。

また産後は女性はホルモンバランスが崩れます。

どれぐらい崩れるかというと、10倍の乱高下


出典 リトル・ママ Web:https://media.l-ma.co.jp/kosodate/3001/

これだけホルモンバランス崩れたら情緒不安定にもなるもんです。

ということで

母体の観点だと最低1ヶ月は取得してパートナーを看護すべき

でしょう。

ちなみにこちらが実際に私の妻の産後の状態

これでだいぶ歩けるようになった状態です。

赤ちゃん

さて続いては赤ちゃん視点。

赤ちゃんの睡眠リズムを見てみましょう。

ピンクが睡眠時間で細切れなのがわかります。


出典 ユニ・チャーム 赤ちゃんの睡眠時間 :https://jp.moony.com/ja/tips/baby/childcare/sleep/bm0014.html

これを見ると睡眠時間が安定し始めるのが大体4ヶ月以降

それまでは2時間ぐらいと超絶ショートスリーパーです。

実際の私の初日はこんな感じでした。

この安定する前の対応をワンオペでやると睡眠時間が確保できず超絶ブラック企業の働き方みたいになります。

ということで

赤ちゃんの睡眠の時間の観点だと3ヶ月は二人で対応すべき

でしょう。

お金

さて、とはいえ生きていくにはお金が必要です。

皆さん、育休どれぐらい出るか知っていますか?

ざっくりはこんな感じ。

出典 マネコミ 男性の育休はじつはメリットだらけ! https://manekomi.tmn-anshin.co.jp/shigoto/17382441

最初の半年間は今の給与の67そのあと半年は50%が給付されます。

社会保険料は免除なので人によっては最初の半年間は実質80%ぐらいはもらえる説もあります。

ちなみにお金は企業からではなく国から出ています

結構出ますね。

ということで

お金の観点だと、6ヶ月は取っても良さそう

頑張れば1年間取ってもなんとかなりそう

と言えるでしょう。

夫婦仲

続いては夫婦仲。

人生100年時代。

キャリアのことも考えねばなりませんが、1番一緒に時間を過ごすのは今目の前にいるパートナーです。

パートナーとの関係性が今後楽しい人生になるかを握っています。

色々調べると、第一子の時にどう動くか、が肝になりそうです。

どういうことかと言いますと

第一子の時点で妻だけが育児をしてしまうと、夫婦で育児スキルの差が生まれてしまいます。

スキル差があるとどうしてもスタンスが禁断の考え方である「手伝い」になりますよね。

またはパートナーから見ると「使えない部下」に成り下がって、怒りを買うことになりそうですね。

なので第二子のときに育休を取っても効果は薄いのではと思いました。

一番大事なのは一緒に育児を学べる第一子のタイミング

そういった意味では里帰り出産はスキルの格差を生むという捉え方もありそうです。

またよく言われている

「産後の恨みは一生」

というのを聞いたことがありませんか?

こちらも学術的に研究されている記事を見つけましたのでご紹介します。

下記のグラフを見てください。こちらは女性の愛情曲線を表したものです。

黒い線が2つに分かれているのに注目頂きたいです。

出典 パマリー 夫婦の悩みに寄り添い、”夫婦円満”  につながるヒントをお届け。https://pamarry.com/contents-policy/

つまり出産後

「夫婦で子育てした」と思ってもらえるか

「ワンオペ育児で地獄だった」と思われるか

が今後の夫婦仲の大きな分かれ道になりまっせ、というのを表したものになります。

産後の恨みをまさに表現したものですね。。

ということで

夫婦仲の観点だと、第一子こそ夫婦で子育てすることがとても大事

里帰り出産せずに二人で育てる、または旦那と一緒に里帰り出産するのが大事

のようです。

ちなみに私達は里帰り出産せずに二人で育てます。

グローバル

さてここではグローバル視点で日本の制度ってどうやねんというのを見てみましょう。

どうせ北欧がすごい、日本は遅れているって話やろ

って思ったそこのあなた。

実は全然違います。

こちらのグラフを見てください。

これはユニセフがまとめた「父親が取得可能な有休育児休暇期間」の世界ランキングです。

出典 ニッポンドットコム ユニセフ調査:男性育休制度で日本は世界1位だが https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00500/

ななな、なんとなんと日本は父親の育児休業制度で1!!

大きな政府で税金バカ高い福祉国家の北欧などよりも制度が整っているという事実。

ただただ取得率が低いだけだったのです。

制度自体は世界で一番恵まれた国が日本

こんな国にたまたま産まれたそこのあなた。

ほんとに育休1ヶ月だけでよいでしょうか?

ちなみに他国はざっくりこんな感じですかね(男性育休に特化した記事が少なく正しいか怪しいです)

期間と支給額(月収)


日本
1年間
最初の6ヶ月は68%
(実質80%)
残りの6ヶ月は50%
(実質60%)

スウェーデン
8ヶ月間
最初の6ヶ月は80%
残りの2ヶ月は日給2,350円
フランス6週間100%支給
シンガポール2週間??%支給
アメリカ有償の育休制度はなし
タイなし

ということでグローバルの観点だと、

日本の男性が世界で一番恵まれた育児休業制度を使える

ということでした。

まとめ

ということで5つの観点をまとめると

母体と赤ちゃんを考えると最低でも3ヶ月

お金の面では6ヶ月はいけそう、頑張れば1年も

夫婦仲を考えると、第一子はがっつりコミット。里帰りしないという選択もあり

日本の男性は世界で一番恵まれている

という感じです。

あとは保育園が住んでるエリアによっては、0歳児入園でないと競争が激しくて入れない、などの事情で調整すればよいかなぁと思います。

私は明石が比較的競争が激しいので、0歳児での入園を前提に4月末までの8ヶ月間を取得することにしました。

参考にした情報

どうやってこの情報集めてん!

一次情報が知りたいという方もいると思うので、特に参考になった情報などの共有です。

基本はネット、本、youtubeをひたすら見ただけです。

まずはこちら。

amazonのUnlimitedで読める本だと一番わかりやすくてよかったです。

コウノドリのモデルになった先生の本もよかったです。

今回の内容とは関係ないですが

「コーヒーもカフェインあるけど一杯ぐらい大丈夫やで。過敏にならんように。」

ぐらいのスタンスが好感もてました。

共働き夫婦が絶対に読むべき本No.1はこちら。

数時間しか寝れないはずの育児がシフト制にすることで毎日8時間睡眠を実現した夫婦の話

これを読んで

「里帰り出産は見直したほうが良いかも?」

と思えました。

共働きの男性長期育休の本でしたらこちらもおすすめ。

IT業界に働いている著者が第一子で1年間の育休を取った話です。

子供への手紙として書いており、育児で感じたすげぇを独特の表現で書いてます。

引き込まれてすぐに読み終わりました。

痛快に母体の大変さを毒舌で言ってくれるこちらもおすすめ。

漫画なんで読みやすいです。

漫画で言うとこちらも読みました。

妊娠すると子宮の中でどんなことが行われているのか、おもしろおかしく教えてくれます。

そもそも今家事分担がうまくできていないという方はこの辺の本もおすすめです。

本以外にもブログやサイトも参考になりました。

まずはこちら、産後の恨みが一生続くリアリティのある話

無償の愛は続かない。

こちらは会社の人に教えてもらった記事。共働きで男性が育休3ヶ月取った話。色々まとめてて参考になります。

続編もあります。

育休について、結局いくらもらえるんや?ってのがすぐ計算できるサイトもあります。

シュミレーター以外にもきれいにまとまっているのでおすすめサイトです。

こちらのnoteも参考になります。実質手取り80%もらえることについて落とし穴をまとめてくれています。

youtubeはそんなに良いコンテンツに巡り会えませんでした。

諸々ご参考に!

番外編:キャリア

キャリア的にはどうなん?出世に響くのでは?

そんな心配をされた方もいるかもしれません。

ぶっちゃけ私も

「8ヶ月後に仕事あるんかな。汗」

みたいな心境です。

でも人生100年時代、1年ぐらい仕事しなくたって影響は微々たるもののような気がします。

大学受験で1年浪人したと思えばいいのでは?

この経験が今後のマネージャーとして大事な経験になるのでは?

ぐらいで今は自分の背中を押しています。

あと最近はキャリアブレイクという考え方も生まれてきてるようです。

日本人は真面目なので、たまには小休止してもいいかもですね。

色々悩むとは思いますが、これを機にどういった選択が自分の人生の幸福度を上げるのか、ゆっくり考えてみてください~。

ではよき育児休業ライフを!

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