いきなりですが、10年ほどいた東京を離れて兵庫県明石市に夫婦で移住することになりました。
(このときは2020年11月)
移住のきっかけは、会社での北欧出張かもしれません。
この出張で
「あれ、もしかして北欧みたいに自由な雰囲気で働ける今の会社にいながら、休みが多くてご飯も美味しい日本にいる自分って世界で一番幸せなのでは」
と思いました。
ただ北欧に唯一負けてるのが自然環境。
釣り人としては車で1時間弱でマグロが釣れる東京はかなりグッドですが、働く環境としてはビルだらけ。
そんな思いを持ちながら働いてました。
夫婦の会話では、どちらも関西出身なので子供ができたらいつかは関西に戻る、というのはちょくちょくしてました。
そしてコロナでいきなりのテレワークに。
巷で聞くような夫婦喧嘩は全然なくて仲良くやってましたが、とはいえ東京1LDKで42㎡でのダブル在宅はなかなかの環境。
私の声が大きすぎて、隣の部屋で嫁さんがウェビナー録音してる中に私の声が入るトラブルもあったり。
ときには廊下に座ってウェビナーすることもありました。
今日はマニラのkintoneセミナーをオンライン講師で参戦!
— 酒本 健太郎🐟育休中@明石 (@kentaro_sakamo) March 6, 2020
まさかの嫁がリビングで商談中のため、廊下で😇 pic.twitter.com/tNCVPE5jEL
そんな中釣り友達とのリモート飲み会で
「これからの時代は2拠点ちゃう~?たまに東京行くぐらいで。健太郎、今度夫婦で一緒にワーケーションやろうや。」
とワーケーションのお誘い。給付金も入るし行っちゃえと即決。
当時5月ぐらいで、そこまでワーケーションがよく知られてる感じもなかったので、
コロナ対策をしっかりして(交通公共機関は使わず車で行ったり)こっそり実施。
場所は下田の別荘をaibnbで借りて10日間実施。
これがまた最高でした!釣り場は近いし、部屋は大きい。
テラスでの仕事はとっても気持ちよく、なぜか夜は9時に寝て朝6時に起きる体に。
東京の狭い家での圧迫感ある環境から一気に開放されて、夫婦揃ってご機嫌に仕事ができました。
「北欧でもあったが、やっぱり自然が多い環境のほうが幸福度高いなぁ。」
と実感しました。
とはいえ夢のような10日間は終わり、またいつもの1LDKでのテレワーク生活に。
「てか東京本社に久しく出社してないから、これってもはや高い家賃で東京1LDKに住む必要あるのか?」
という疑問がふつふつ。
そんな中、釣り友達で石垣島に移住することが決まった友達とランチ
「石垣島に行くけど、ベースにして色々なところで働ければいいと思ってるよ。日本中いろんなところに知り合いができておもしろいよ。」
とこれからの働き方を目の前で実感。
それから、夫婦で関西帰るならどこに住むかちょくちょく調べて議論。
「将来考えて子育て考えるとやはり大阪の北摂か。尼崎がなんか関西のムサコって言われてるらしいで。
ん、あと明石が子育て支援で人口増加?」
知りませんでした。。。
なんじゃこりゃ。めちゃおもしろい市。
市長もぶっ飛んでる。暴言発言も切り取られただけで、前後つなげるとめちゃ熱いおっちゃんやん。
二人の共通の価値観である海も近い。
ちなみに結婚式も海がテーマ。
でもこんな田舎住むのはなぁ。アクセス考えるとやっぱ西宮付近なのかなぁと思っていた。
が、実は立地最強だった。
・三宮駅まで15分
・大阪駅まで38分
・淡路島まで13分
なんじゃこりゃ。恥ずかしながら関西人やのに明石駅降りたことなく、めちゃ遠いイメージでした。
「これ下手したら荻窪から日本橋のオフィス行くより、明石から大阪のオフィス行くほうが近い!?」
という衝撃の事実。そして個人的には釣り場としても最強。
明石ええなぁ。
二人の明石移住熱が沸々と。
ただ期待値高めてもいいことはない。
youtubeとかで「明石」と検索してヒットする廃れた動画を見て心を落ち着かせる。
ちなみにPR動画はいい感じでした
「このまま明石の期待値上げてもよくないから、早めに現実見ようか。次の夏休みになんちゃって移住しよう!」
ということで8月末の夏休みに2泊3日で明石に泊まることに。
ついでに尼崎と北摂も下見に。
そして明石駅ついてからの感想
「えっめっちゃ駅前発展してるやん。。すご。」
ちなみに駅前の様子動画はこちらもご参考に。
「子供できたらめちゃよさそうな施設多いなぁ。図書館でか。」
「魚の棚、なにこれめちゃうまそうなお店ばっかり。」
「明石焼きうますぎる。」
「セリとかかっこええな。鰆めちゃ上がってるやん。海の街やなぁ」
「意外におしゃれなお店あるぞ」
「海近くていいなぁ」
「てか淡路島ちか。フェリーで13分って。」
「え、、、明石海峡大橋ってこんなかっこよかったっけ。サンフランで見たゴールデンゲートブリッジばりやん。」
「夕日ってこんな綺麗やっけ。あかん、もうこのままずっといたい。。。」
と夫婦揃ってかなりの明石ファンに。。。
とはいえ、街が良くても結局住むのは家。
良き家がないと幸せにはなれません。
不動産屋に行くが
「明石は分譲ばっかりで新婚向けの賃貸物件はほとんどないですよ。あっても人気なのですぐ決まります。」
的なことを言われて、東京から来てるから決まらない客だと思われたのか、全然物件周りもしてもらえず。。
「街はよかったけど、移住は住む家がないからきついかもなぁ。いきなり家買うのはさすがに無理やし。」
とトホホな感じに。
ただ諦めきれず、謎に二人で夜中1時間ぐらい明石中を歩き回って、
オーシャンビューであろうマンション名をリストアップ。
どれか分譲賃貸出ないかな~という願いを込めて。
東京に戻っても熱は冷めず、googleマップのストリートビューでも何度もバーチャルで歩き回る。
また毎日物件検索を二人で実施。
新しい不動産屋さんにも問い合わせ。
すると新しい不動産屋さんの「賃貸館」が神対応。
三笠さんありがとう。
そしてよさげな物件がちらほら。
しかも意外にずっと残ってる。
「あれ意外にある。これワンチャンあるかも?社内の人らに言って、ガチで移住年内に考える?」
という流れに。
上司に言うと
「えこれ相談っていうより報告やんな?
住まいについては会社がどうのこうの言うことじゃないからご自由に。
人生一度切り。どうせなら賃貸じゃなくて駅離れた500万円の物件買って500万でリノベしたら?」
とあっさりOKかつアドバイスまでもらった。
仕事も完全テレワークなので変わりなし。
ええ会社すぎる。
チームメンバーには前々から「明石移住いつかするかも!」って言ってたので大丈夫そう。
そんなこんなで2020年の9月20日21日に第一回の明石物件探しの旅に。
事前にこちらからも物件リストは提出して、回る物件はすでに決まっている状況。
見ていくと
「あれ図面や数字上だと広いけど、意外に狭く感じるなぁ」
「やっぱ物件古いのばっかりやなぁ。今の新築と比べるときついなぁ」
「リビングもっと開放感あるほうがいいなぁ」
と意外にピンと来ず
そんな中ある物件で
「まさにオーシャンビュー!」
「リビング20㎡ってやばすぎる~」
「駅からも8分ってすご」
と運命感じる物件に。
我々が内見してる間次のカップルが内見待ちの状況。これは取られたらやばいと思い、その場で二人で即決。
次の物件を見ずにすぐ不動産屋さんに戻って申し込み。
次の日21日に
「酒本さん、無事申し込み一番でした!」
と内示の電話をもらい、移住が決定。
そんな流れで明石移住することになりました笑
海も近くて家賃も下がって二人の幸福度は上がりそうで楽しみです。
明石移住プロジェクト、本日無事物件が決まり、引っ越すことになりそうです。
— 酒本 健太郎🐟育休中@明石 (@kentaro_sakamo) September 21, 2020
オーシャンビューで明石駅徒歩8分、77平米で家賃10万という奇跡🐙 pic.twitter.com/lOiIy6WZfh
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