こんにちは、育休8ヶ月取得している酒本です。
ミルクを作るときに「もっと楽できないのかな?」と思ったことはありませんか。
今回の記事では私が試行錯誤して30秒でできるミルクの作り方を発見したのでご紹介します。
こんな方におすすめ
- 深夜のミルク作りで心が折れかけていて、どうにか楽な作り方で時短したい方
- なんで湯冷ましがこのご時世に流水やねんって思っている方
- ウォーターサーバー、ピュアウォーター、電気ポットなどで楽な方法を検討している方
哺乳瓶の殺菌・消毒と70℃以上のお湯について
まずは作り方の前に、多くの人が時間を取られている哺乳瓶の殺菌や70℃以上のお湯の用意についての考察です。
色々調べてみたのですが、私の結論としては
煮沸・薬液・レンジ消毒までする必要はなく、食洗機でOK
水は常温でも問題なし
です。
ざっくり調べたことを要約しますと
- 「洗剤だけ vs 洗剤+熱湯殺菌」で比較し差異がなかった実験結果あり
- アメリカは洗剤で洗い、自然乾燥が主流
- 消毒や70℃以上の水にする主な目的はサルモネラ菌とサカザキ菌 の対策
- サルモネラ菌の国内死亡例は大人込みで年間1名
- サカザキ菌の国内死亡例は1961年〜2018年で2名
という感じでした。
日本の恵まれた環境を考えると、過剰に神経質になる必要はなさそうです。
参考リンクは下記です。
このひとの個人ブログがめちゃくちゃわかりやすくまとめてくれていました。
この朝日新聞の記事も良かったです。アメリカの話もここで紹介されていました。
厚生労働省が食中毒の死者数をまとめてくれていました。
こちらは食品安全委員会がサカザキ菌について注意喚起するページではあるんですが、よく読むと死亡例はごく少数というのが読み取れます。
水について
作り方の前に、水についての考察も共有させてください。
色々調べてみたのですが、私の結論としては
日本の水道水が品質もコスパも最強
煮沸したらカルキが抜けてちょっと美味しくなるかもね、ぐらい
です。
ざっくり調べたことを要約しますと
- 赤ちゃんには硬水より軟水がよい
- ミネラルが多いと下痢になる
- 市販の水はミネラルが多いので要注意
- 逆に日本の水道水は品質最強
- 煮沸の理由は水道水のカルキ、トリハロメタン、トリクロロエチレンの除菌の3つ
- が、そもそも煮沸していない水道水でも基準値を下回ってるので、そのままでも人体への影響はなし
という感じでした。
赤ちゃん用の調乳水が売っていますが、水道水で全然大丈夫そうですね。
参考リンクは下記です。
こちら管理栄養士の方が水について細かく解説してくれており、わかりやすかったです。
そもそも粉ミルクは水道水で作ることを前提に作られているって話もありました。
こちらは半匿名ですが、水道水に入っている残留塩素とトリハロメタンは微量で問題ないよ、と医師が回答しているページです。
世界の乳児死亡率
ちなみに他国に比べて日本はどうなん?という観点でも調べてみました。これが終われば作り方に移ります。
色々調べてみたのですが、私の結論としては
乳児死亡率がそもそも日本は他国に比べてめちゃくちゃ低い
しかもバイ菌が理由の死亡例は稀有なので、過剰に気にしなくても良さそう
ざっくり調べたことを要約しますと
- 日本の乳児死亡率は世界196カ国中5番目に低い
- 主な死亡の原因は染色体異常、周産期に発生した病態が全体の60%
- 中央アフリカの国は日本の44倍の乳児死亡率
- 中央アフリカで主に必要な対策は、綺麗な水、手洗い、栄養、抗生物質、防虫蚊帳
という感じでした。
各国と比較すると日本の環境衛生はかなり恵まれているんだなと改めて感じました。
参考リンクは下記です。
こちらの記事では乳児死亡率が高くなる原因について記載されています。
こちらは1990年から2018年にかけて日本はさらに改善されているのが分かる記事です。
こちらはシンプルな世界ランキングです。
こちらは日本の新生児の死因順位です。染色体異常や周産期外傷、突然死症候群が多くを占めることがわかります。
30秒でできるミルクの作り方
ということで長くなりましたが、ここからミルクの作り方の紹介です。
実際に30秒で作った動画がこちらです。動画で見たい方はどうぞ。
では細かく解説していきたいと思います。
熱湯消毒はしない
まずは大前提に消毒はせずに食洗機のみです。理由は前半の解説の通りです。
これでレンジ消毒などの作業がなくなります。
食洗機がない方は手洗いでよいかと思います。
大きめのスプーンで計量する
地味に大変なのがスプーンの計量。
生後10日も経てば、ミルクの量は100ml。
付属のスプーンだとすりきり5回分。
深夜のウトウトしながらだと何回入れたかわからなくなることもよくあります。
そんなときはこちらの特大スプーンで解決。
なんと付属のスプーン5回分の量を1回に減らせれます。
追記:今は1回のミルク量が200mlで固まったので、ほほえみキューブを使っています。
粉がこぼれないのでめちゃくちゃよいです。そこまで単価も高くありません。
電気ポットで半分入れる
続いてはお湯。
解説した通り煮沸したり、70℃以上にする必要はそもそもそこまでありません。
私達はカルキを抜いたほうが美味しいかな、という理由で煮沸したお湯を使っています。
ただ毎回煮沸した水を用意するのはめんどくさい。。。
そういうときは電気ポットが便利です。
私達はこちらのアイリスオーヤマのものを購入。
ちなみにおしゃれ重視派は象印のSTAN.がおすすめ。
私達は大容量で湯量がわかるアイリスをチョイスしました。
ペットボトルに入れた湯冷ましを半分入れる
お湯でやっている方は、湯冷ましを流水で永遠に待つあの時間を経験されていますよね?
もしくは、コップに水を入れて人肌になる永遠の時間。
深夜なら寝落ちしちゃいますよね。
これを解決するのは、冷蔵庫とペットボトル!
電気ポットのお湯をペットボトルに入れて、冷蔵庫で冷やしておきます。
あとは半量を哺乳瓶に追加で入れるだけ。
これで待ち時間0秒の奇跡です。
追記:今はペットボトルではなく水道水を直接入れています。
シェイクする
あとは蓋を締めてシェイクして出来上がり。
お湯を入れた時点でシェイクすると泡で容量がわからなくなるので、最後にシェイクするのがおすすめです。
これでなんと30秒でミルクが完成。
いかがでしょうか。
そしてかかる費用も、
電気ポット5,900円、スプーン780円の
合計6,680円だけと格安です。
カルキの臭いが気にならない方は電気ポットすら不要です。
ランニングコストも水道水だけなので、ピュアウォーターを買ったり、ウォーターサーバーを買うより
よっぽどお買い得です。
さらなる時短への道
今回は節約志向でケチな私の方法でしたが、お金に余裕がある方は一番の時短はやはり液体ミルク!
これなら蓋を開けてセットするだけなので、10秒ぐらいですかね。
さらなる高みを目指したい方はこちらの全自動ミルクメーカー。
これならスイッチひとつで5秒で完成。
ちなみに今回の時短ミルクの作り方は、キューズベリーのマッキーさんの動画がめちゃくちゃ参考になりました。
このマッキーさんが日本人向けの抱っこ紐を作っています。
私は王道のエルゴやベビービョルンではなくキューズベリーを購入しています。興味ある方はぜひ。
ということで話が最後逸れちゃいましたが、以上、30秒でできる時短ミルクの作り方でした!
では、これで少しでも楽しい育児生活を送る一助になれば幸いです!
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